X-Planeは、Windows、Mac、Linuxを対象にしたフライトシミュレーションゲームです。 日本ではMicrosoft Flight Simulator（マイクロソフトフライトシミュレータ 以下：MSFS）の影に隠れていまいちメジャーではありません。しかし、MSFSがグラフィックスや音声、ゲーム性などを重視しているのに対し、X-Planeはより現実に近い飛行や気象などの詳細な設定を重視して作られており、その方向性は異なっています。また、シミュレータとして非常に優秀な性能のため、飛行訓練などにも用いられていて、アメリカの連邦航空局(FAA)にも飛行訓練用のフライトシミュレーションとして認められていることは注目すべき点です。2011年12月に最新版となるX-Plane10が発表され、2013年8月現在バージョン10.22β2 まで発表されています。（10.10β4 からは日本語表示にも対応しました。）　公式フォーラム（通称：org）では、機体データや空港･地形データ、風景データなどを世界中のサイトから無料（有料もあります）でダウンロードできるようになっています。

Falcon BMS4.32 は、マイクロプローズ社のFalcon4.0シリーズのMODです。マイクロプローズ社は2003年10月をもって閉鎖されたため、現在Falcon4.0の権利はマイクロプローズ社の親会社であったAtari社が保有しています。Windows版のソースコード流出により、各種パッチがマイクロプローズ社元社員や一部有志（この中にはコソボ紛争にヴァイパーライダーとして参戦したアメリカ空軍のパイロットや、ロッキード関係者が参加していると言われています）により開発されています。BMSは無料でダウンロードできますが、そのインストールには初版のFalcon4.0が必要です。このFalcon4.0シリーズの最大の特徴は、リアルタイムで戦場の状況をシミュレートしていくダイナミックキャンペーンです。プレーヤーは大きな戦場の中の一パイロットでしかなく、一本の時間軸の中でプレーヤーや数百のＡＩ機が任務をこなしていくため、戦局が毎回同じと言うことはありません。プレイヤーの活躍が戦況を大きく左右することはありませんが、よりリアルな戦場体験をあなたに提供するはずです。