§3. Flight Manual
§3-1. ナビゲーションについて
(5) 航空無線UHF/VHF 『Avionics Checklists.pdf』 Page:3/23
パイロットは決してひとりで飛んでいるわけではありません。当然のことながら、各基地、パートナーを組む僚機あるいは早期警戒管制機(AWACS)など支援してくれる仲間がおり、彼らとは情報交換する必要があります。そのための手段として無線があるわけですが、ここではその無線の使用方法について説明します。
無線には、UHF波とVHF波があります。より遠距離に伝搬するUHF波で基地管制塔と通信し、VHF波は編隊を組む僚機との交信に使用します。UHF及びVHFそれぞれには、あらかじめ設定された1~20のチャンネルがあります。基本的には、コックピット正面にあるICPパネルから、交信したい相手の周波数に応じたチャンネルを選択することで交信することが可能となります。このチャンネルのうち、1~14は搭乗中に周波数の変更はできません。15~20はDEDから任意の周波数を設定することができます。
例えば、群山空港(Kunsan Air Base)の管制塔と通信したい場合、KusanのUHF周波数は292.30Hzですが、これはプリセットされていません。なので Data comand switch (DCS)scratchpad
主な基地の周波数は、下記のようになっています。